MySQL MEMORYストレージエンジンとテンポラリテーブルについて
MySQLは、テーブル作成の際、いくつかのストレージエンジンから選択することができます。
デフォルトはInnoDB。その他、MyISM、MEMORYなど様々な種類があります。
MEMORYストレージエンジンは、格納されたデータがすべてメモリ上に保持されます。
InnDBやMyISMでは、データはハードディスクへ書き込まれるため、読み書きのオーバーヘッドがなく、IOが非常に高速になります。
ただし以下の注意点があります。
1、メモリ上にデータを保持するため、DBサーバーが落とされると格納されたデータは消える。(空のテーブルのみ残る。)
2、ロック制御がテーブルロック(MyISMと同様、InnoDBは行ロック)のため、並列処理でパフォーマンスが落ちやすい。
3、カラムはすべて固定長に変換されるため、一レコードのバイト数が多くなる。また、BLOB、TEXTは使用できない。
4、インデックスは「HASH」がデフォルト。InnoDBやMyISMは「BTREE」がデフォルト。どちらも使用可能。「HASH」は場合によって遅くなる可能性あり。
2、の解決案として、一時テーブル(Temporary Table)として使えば、クライアントごとに別々になるため並列アクセスが起きなくできる。
結果、パフォーマンスを保てるのではないか。
ただ、一時テーブルは指定の容量を超えると自動的にInnoDBに変換されるため、変換コストが発生するという話もあるが、、、
(以下追記)
⇒ユーザーが作成したMERORYテーブルは変換されないと公式に見つけた。
⇒CREATE TEMPORARY TEBLEで作成されたMEMORYテーブルは自動変換されない。自動変換されるのはあくまで、内部的に自動で作られる一時テーブルのみ。